三十数年前の「近江路 若狭路」の本
若い頃この本を見ながら一人、琵琶湖を歩いて一周!
琵琶湖の自然に触れながら、浮見堂・海津大崎・菅浦・賤ヶ岳・渡岸寺・長命寺など・・・
若狭にすばらしい仏像があったが、当時、遠く不便で行けなかった。
歳月が経ち、思いが強くなり、福井県小浜市にある羽賀寺の十一面観世音菩薩を拝観へ・・・!
ひっそりと長い階段の向こうに屋根が・・・
3月の終り 本堂前には、昨夜からの雪が積っていた。
静かな本堂前には、主人と私だけ、本堂の格子戸を開けて本堂に入て行った。
(左の写真 十一面観世音菩薩:写真撮影が出来なかったので当時の本から)
暗い堂内で、立派な厨子の中に照明に映えた 十一面観世音菩薩に手を合わせた。
若狭の田舎に1300年の歳月を経た仏像は、暖かく美しく輝いていた!!
どうしてこんなに見事な仏像が・・・
女帝天正天皇の命令で行基が作った十一面観世音菩薩は、ずっと厨子を閉じて秘仏とされてきた。
長い年月の間に何度も土砂に埋まったが、ご無事であったとのこと。
未曾有の東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を祈り、生き残った方々には、東北人の知恵と勇気を持って前に進んでいって頂きたい。そして応援していきます。