2022.07.01 Friday
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だいぶ前に、テレビ番組のウドちゃんの「旅してゴメン」で、故郷岐阜県海津市をやっていて、金廻四間門樋(かなまわりしけんもんぴ)と言う施設があるのを知りました。
10月9日(日)、父の案内で、海津歴史資料館にある金廻四間門樋へ・・・
ハウスのような建物に入って、ビックリ!!
巨大な木造物が・・・
平成7年に揖斐川の堤防の左岸から、ほぼ完全な形で発掘されたのだそうです。
その一部を当時のまま復元し、海津資料館に保存、展示
金廻四間門樋(かなまわりしけんもんぴ) 展示は10m分
金廻:地名 海津市海津町金廻
四間:約7mの幅 18間(約32m)の長さ
門樋:水を出したり、ふさいだりする門扉がついた木造の配水管
堤防で囲まれた高須輪中の内側の土地は、外側の揖斐川の水位より低く、溜まり水の被害が深刻で、排水するために設備(門樋:もんぴ)を明治17年頃に設置した。
(揖斐川の潮の満ち引きを利用)
引き潮の時は、輪中内部の水が観音開きの扉を押して揖斐川へ流れ、反対に満ち潮の時は、揖斐川の水に押されて扉がしまる仕組み。
一日に2回ある引き潮を利用して輪中内の水を出していた。
配水管の内部
横から見た所
昭和10年頃には、不要になって埋められ、約60年経って陥没が生じ、発見に至ったそうです。
発掘現場写真
(海津資料館で貰った資料を参考にしました。)
木曽三川の輪中地帯は、海抜0m、昔から水との戦いでした。
まだ科学技術や機械力がそれ程進んでいない明治時代に、このような巨大な金廻四間門樋が作られたことに、驚き感心しました。
いつも田舎では主人と畑仕事に追われ、今回父の勧めでやっと金廻四間門樋そして海津資料館を見学に行くことが出来てよかったです!